名残惜し 小説 【土日限定】カエルの楽園2020

【土日限定】カエルの楽園2020 作者:百田尚樹

カエルの楽園2020

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カエルの楽園2020
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序章

 ソクラテスとロベルトがローラのバラバラになった死体を埋めると、あたりはすっかり暗くなっていました。雨は相変わらず降っています。

「これからどうする?」

 ロベルトはソクラテスに訊きました。

「どうするもこうするもないよ。ぼくはもうこの国を去るよ。ここはもう楽園ではなくなった」

カエルの楽園 2020 | 作者: 百田尚樹

公開時期

  • 小説家になろう 2020年 コロナ化の中 公開開始

連載状況

  • 完結後削除

ランキング状況

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  • 評価ポイント: — pt

2021/12/10 調

著者名

百田尚樹 – 日本の放送作家、小説家。

概要

前作「カエルの楽園」から4年、コロナウイルスの影響で外出自粛中の日本国内を憂いて、著者が思いついたのはWeb小説としての続編投稿

カエルになぞらえた現代日本、近隣諸国との間のさまざまな問題を提起しつつ、現在は掲載を終了しています。

あらすじ

 この物語は私が2016年に書いた寓話『カエルの楽園』(新潮社刊。現在は新潮文庫)の続編に当たります。
 前作では、二匹のアマガエルのソクラテスとロベルトが生まれた国を追われ、辛い放浪の末についに「楽園」ナパージュに辿り着いたものの、ナパージュが凶悪なウシガエルによって滅ぼされる様を描いています。
 悪夢から一夜明け、ソクラテスとロベルトは、なぜか平和だったナパージュにいる自分たちを発見します。ナパージュは相変わらずの楽園で、二匹のアマガエルはなんと死んだはずのカエルたちに再会します。いったいこれはどういうことなのか。自分たちが見たナパージュ崩壊は何だったのか。
 二匹のアマガエルは不思議なパラレルワールドに彷徨いこんだのです。その楽園ナパージュに、謎の病気が入ってきます。はたしてナパージュの運命は?

カエルの楽園 2020 | 作者: 百田尚樹

童話 ファンタジー

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