おすすめ 小説 ぜんぶ、しらないふり。

随時 おりおりにつけ気が向いた時に集計を見にいき、その結果をポツンと貼り付けておく。

こうすることで、流れていくだけのランキング情報がところどころ足跡を残すように、こうして時代の端にとり置かれていく。

刹那があまりにも沢山、そう沢山、そこかしこに息詰まって見える。だからそれに気がついた人は皆、足跡を残そうとあがきはじめる。これほどに長い刻を刹那だらけにした頃はそう多くはないから。

人は何故、刹那にばかり生きたがるのだろう。そう吐き出すようにつぶやいたあの人の横顔が記憶の端に浮かぶ。今はもう、思い出しても涙は出やしない。