ふつつかな悪女ではございますが
ふつつかな悪女ではございますが – 中村 颯希さんの作品。小説。小説家になろうにて公開。2020年 07月11日 20時00分 より掲載を開始。2020年 08月03日 06時57分 に完結。
中村 颯希 – 小説家になろうにて小説を公開中の作家。また、小説家になろうでは本作を含む全10作品を公開中。
あらすじ
次期皇后の座をかけて、五家の姫君たちが競い合う場所「雛宮」。
ふつつかな悪女 ではございますが | 作者: 中村 颯希
黄家の玲琳(れいりん)は、やや病弱ながらも才気に溢れ、次期皇后候補との呼び声高い美少女だったが、それを妬んだ朱家の姫・慧月によって、互いの体を入れ替えられてしまう。
慧月の卑劣な罠によって、真実を訴える言葉を封じられ、処刑にまで追い込まれる玲琳。回避しても、野ざらしの粗末な蔵に身一つで追いやられてしまう。
だが、慧月は知らなかった。
おすすめ 小説 ふつつかな悪女 ではございますが
本編LINK
プロローグ
乞巧節たなばたを迎えたその夜、後宮の一角にある高楼では、華やかに着飾った女官たちが、円扇の陰でほうっと溜息を漏らしていた。
「ご覧になって、玲琳れいりん様の見事な刺繍。鮮やかな色糸で刺された星々が、月光を弾いて……まるで本物の夜空のようだわ」
「ええ。織女おりひめ様に妬まれてしまいそうなほどの腕前よね」
ふつつかな悪女 ではございますが | 作者: 中村 颯希
おすすめ 小説 ふつつかな悪女 ではございますが
コメントを残す コメントをキャンセル