おすすめ 小説 サンドイッチに愛の願いを

サンドイッチに 愛の願いを | 作者: 羽山つぐみ

サンドイッチに愛の願いを

サンドイッチに愛の願いを – 羽山つぐみさんの作品。小説。初回公開は2019/11/15 。最新の更新は 2019/11/15 。完結。2020年3月 次に読みたいファンタジーコンテスト 「時を越えて」 大賞受賞作

羽山つぐみ – エブリスタ、LINE ノベル などで小説を公開中の作家。エブリスタでは本作を公開中。

あらすじ

昭和を知らない娘と、平成を知らない亡き父を結ぶ、奇跡の愛の物語。

平成なんか大嫌いだ。便利なものに溢れた挙句、苦しいことが増えてしまった。
吉祥寺のサンドイッチハウス「正夢」の娘、かの子は平成元年生まれの為、二度と手の届かない昭和の世界に憧れていた。平成に未練は無い。変わらないものが好きなのに、どんどん便利になって目まぐるしく変化を遂げる世の中。あと一週間で元号が変わるという日、かの子は自ら命を絶とうと決めていた。

昭和最後の冬に死んだはずの父親、麦ノ助が現れたのは、その時だった。
信じられない、この男が本当に父親なのか?
どう見ても、同い年の二十九歳の男だった。
麦ノ助と会ってから、かの子は様々な「時の流れ」を目にすることになる。

流行に乗って必死で生きていく椿と、現代技術の発展を拒むハギちゃん、二人の友人。
昭和の暮らしを取り戻すことを目的とした秘密結社「レトロ計画」。
父親の死亡を知らせる交通事故の記事、麦ノ助に助けられた母子の現在。
夢に現れる、謎の男。

死ぬはずの父は何故、娘に会いに来たのか?

最後に真実を知ったとき、あなたはきっとサンドイッチが食べたくなるか、家族が恋しくなる。
平成生まれの人全員に読んでほしい。
昭和を知らない娘と、平成を知らない亡き父を結ぶ、奇跡の愛の物語。

サンドイッチに 愛の願いを | 作者: 羽山つぐみ

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はじまり

絶望のたまごサンド

「かの子」

自分の名前を呼ぶ声がした。男性の声だ。目を開けるとそこは水の中だった。水面から舞い降りた光が、網目状にゆらゆら動いていて、裸足を白く照らして染めた。砂は無く、青くて平な地面が見える。私はどうしてこんなところに潜っているのかわからない。水は足元を冷たい手でくすぐるように撫でていく。その瞬間、物凄い勢いで水流が襲い掛かり、私は息をしたいのに水の中でひっくり返っている。

サンドイッチに 愛の願いを | 作者: 羽山つぐみ

LINEノベル版

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