おすすめ 小説 盾の勇者の成り上がり

盾の勇者の成り上がり | 作者: アネコユサギ

あとがき

おすすめ 小説 の紹介文に、何をあとがきとして書けばいいのかなと、同い年くらいの若いお兄さんに尋ねたら、「何でもいいので、読み終えた後の感想でもネタバレなしで書いておいてくださいとのことです」と、わざわざ調べてくれたのだろうか、割と的確な指示をもらえた。

……ただ、それって「何でもいい」わけじゃないのよね。感想とネタバレなし?

そうゆうことで、盾の勇者。

盾の勇者であるナオフミが、罠にはめられて踏み台にされて、ビッチ王女の策略のままに思う存分に翻弄される様をもっと長く見ていたかった。

私がそんなおかしなことを思いはじめたのは、ラフタリア、そう彼女がナオフミに買われたあの時からだ……

それから暫くして今度はヒーロ……ちがった、フィーロ。なんで卵から孵ってしばらくしたら幼女になっちゃうのよ?!

せっかくいい男が、泥水をすすりながら復讐の色に染まっていくカッコいい物語だったのに、その二人というか二匹のせいでとたんに甘酸っぱい話になっちゃったじゃない。

もっとドンパチやって、それでも満たされなくて、奪われた分を奪い返さんと怒りに彩られた男の激しさを読みたいのよ、私。

ラフタリアに優しくするナオフミとか、フィーロのお父さんみたいなナオフミじゃ、駄目じゃない……また物語の主人公に恋しちゃうじゃない。

そんなこと考えながら一気に読みふけっていた。

Web版では盾の勇者のその先が描かれているみたいね。

どうやら盾の勇者が大円満におわって、そこから今度は槍の勇者が……槍?!

あの軽そうなヤサ男が何をどうしたら活躍なんてできるのよ。むしろ、今度こそ底辺のそのまた更に下辺へと突き落として、そこで尊厳という尊厳の全てを奪った挙句に、そこから這い上がらせてみなさいよ。

そうしたらまた、惚れちゃうのかな?二次元でもない文字で書かれただけのキャラクターに、惚れちゃうのかな?うーん……

どちらにしてもまずは手元の本を最後まで読んでから。

長いから大変。なんだってこんなに巻数があるんだろう。

そう言えば、アニメ版の2期がやるんだっけ?

いつからなのかわかんないわね。

ちょうど今読んでるあたりをアニメにするのよね?

これは、なんかすごくいいかも。

もう何度も泣いちゃったし、感動したし……

早く見たい、かな。

……こうして、彼女の夜もふけていくわけで……

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