おすすめ 小説 神達に拾われた男 (改訂版)

神達に拾われた男 | 作者: Roy

読後感想

スライムと共に異世界で暮らす 主人公のスローライフ ストーリ。この作品を読んで、なんだか気持ちがいろいろとポカポカしました。

主人公の男の子は、もともとは30代半ばの 脂ののったサラリーマン。 会社では随分と頼りにされ ブラック企業だというのに真面目にコツコツ勤めていました。

そんな彼が異世界に転移するきっかけとなったものについても、大変失礼ですが少し笑ってしまいましたし、転移後の暮らしぶりについても、なかなか個性的だなと思いました。

見るべきはやはり、最初のスライムとの出会いでしょうか。 一匹のスライムと出逢い交流していく様は、なんだかほわほわっときます。

それにしてもスライムって、なんだかとても便利なんですね。話を聞けば神様のひとりが その昔 あれこれ試行錯誤して 作成した生き物っぽい。

ゲームでも最近のスライムは 多種多様あり 強さも上がってきていて、 なんだかこの先ものすごく優等生な生き物として認知されそうな気もします。

おもちゃのスライムで 幼い頃に 弟と遊んでいた思い出を持つ 身としては、 この主人公と共に 物語を読み続けていくことに なんだか懐かしさも感じます。……うちのスライムは 進化しませんでしたけどね。

ちなみにその時の弟は 今や立派なブラック企業戦士として 日々頑張って働いています。 先日 久しぶりに会ったときに この本を紹介して ついでにおもちゃ屋でスライムを買ってあげました。 微妙な顔で受け取ってました。

さて、物語の方ですが 森で暮らす主人公のもとに 新しい来訪者が やってきます。

主人公が初めて遭遇する 異世界の人々。 一行の一人が 怪我を負って倒れているところに 主人公は駆け寄り 手作りのポーションを与えることで 出逢ったのです。

そう、物語のヒロインともいうべき存在と 主人公は この出会いがきっかけで 会うことに。

とはいえ源氏年齢でまだ10代にも満たない 男の子と女の子、……女の子の方は少し意識しているのかな? まあ、かわいい二人です。

そうして 物語は あれよあれよと 進んでいき、 主人公は 懐かしのわが家を離れ 人里へと向かうことになります。 この辺りは なんとなく そうなるかなって思わせる進み方で、まあ妥当な選択だななんて思っちゃいました。

人里に出てからの 主人公の生き方は 見習いたくなるものです。 ほんと こんな風に生きられたらいいなぁと何度かため息が出ました。

神達に 拾われた男(改訂版)

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