心の理屈 第陸夜

心とお金

心を迷わせる一番といえば、お金か、異性か。

心とお金

 いつもご覧いただきありがとうございます。心の理屈 第陸夜「心とお金」をはじめさせていただきます。少々つたない表現やわかりにくい言い回しなどがあるかと思いますが、そこは「目で見るんじゃない、心で感じとるんだ。」的な受け取り方をしていただけるとたいへん助かります。

 そうしましたら今回のテーマですが、心とお金について、簡単に概要を書かせていただきたいと思います。みなさまどうぞ楽な姿勢でお付き合いいただけると幸いです。

 まず最初に、心とお金と聞いて思い浮かべるものはなんでしょうか?

 お金に惑わされて、とち狂った行いをする人は少なくはありません。お金じたいはただの紙切れで、発行元となる団体によってその力を付加されているわけです。日本の場合は、日本国銀行券と紙幣に書かれている通り、国そのものが発行元となっています。

 今夜はそんなお話をつらつらと書き流してまいります。

心とお金

お金は天下の回りモノ

 昔々、あるところにお金さんという名のおばあさんがいました。お金さんはいっつもニコニコしていて、村の人気者でした。

 ある日のことでした。お金さんが自分の家でわらを編み草鞋をつくっていると、村の仲間のお銀さんと呼ばれているおばあさんがやってきました。お銀さんはいっつも怒ったような顔をしていて、村ではお金さんくらいしか友達がいません。来て早々に、お銀さんはお金さんにこう言いました。

「お金さん、お金さん、なんであんたはいつも笑ってるんだい?」

 するとお金さんはこう答えました。

「笑ってなんかいないずらよ。これは地顔がこうなんだ。」

「ほうなのけ、いいなあ、お金さんは。私も地顔が怒っているだけなんだけど、まわりからはいっつも怒ってる、怒ってるって言われて、嫌われてしまうんだ。」

「そんなことねえべ。あたしゃ、お銀さんのこと大好きだぁよ。」

 お銀さんは、お金さんがそう言ってくれたことに嬉しくなって、顔が真っ赤になりました。

「そう言ってくれるんはお金さんだけだあ。んでも、うれしいなあ。」

金の切れ目が、縁の切れ目

 お金さんとお銀さんのお話は、まだまだ続くんですが、ここで少し思ったことを書いてみます。

 昔話に出てくる登場人物たちは、大抵が自給自足の暮らしをおくっているようです。昔はそれが当たり前だったからでしょうか。それでいて、例えば桃太郎に出てくるお爺さんとお婆さんなんかは、ずいぶん充実した日々をおくっているなと思ったりもします。

 柴刈りに出かけて、生活の火元となるたきぎにしていたり、洗濯ができるくらいきれいな川が近くに流れていたり。おそらく食い扶持も自分たちで、畑を耕したり、山菜や果物を採ってきたり、魚を獲ったりしていたんだろうと思います。

 今のようにテレビや雑誌など、どこか遠くのできごとを伝える情報がないわけですから、家にいてすることと言えば、夫婦の会話くらいしかなかったろうと思います。毎日話す話しは、その日に互いに見聞きしてきたこと。それだけで満足できるような人たちだったからこそ、昔話に語られるのかもしれないとそう思ったのです。

 することがあって、互いに支えあいながら毎日が過ぎていき、ときたまどちらかの体調が悪い時なんかは、もう一方が補うことができる程度の責任だったろうと想像してしまいます。

 現代とはほど遠い、昔々の幸せのカタチなんでしょうかね。

悪銭身に付かず

 すでにお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、今回は各文のタイトルに、お金にまつわることわざを入れてみました。他にも「入るを量りて出ずるを為す」などの、今でも十分に役に立つことわざもあるのですが、ときどき、これなんのこっちゃ?と思わされるものもあります。

 阿弥陀の光も銭次第

 阿弥陀といえば、仏教でいうところの仏さま。本職の住職などにこんなことを言うと、「何を言ってるんだコラ!」と大仰に叱られるのは間違いないと思いますが、しかたありません。だってことわざであるんだから。

 案じてたもるより銭たもれ

 心配をしてもらえるのはうれしいんだけど、ちょっと心配し過ぎでウザったい。なんて親がいる子が言いそうなことわざ。ご年配の方々には「同情するなら金をくれ!」のドラマが強すぎてそっちのふうにとられるかもしれませんね。どっちにしたって、口ばっかり出されるよりは、案じているのなら行動で示してほしいという思いは誰にでもあると思います。

 一押し二金三男

 これは今とずいぶん変わっただろうなと思います。女性を口説くときの優先順位らしいのですが、一番に押しの強さっていうのは…どうなんでしょうね。草食系の男子に聞いてみたいですね。ちなみに二番目がお金で、三番目に男前だそうです。そこらは今でもそうかもしれませんね。

 とまあ、お金がいろいろな場面でハチメンロッピな活躍をしてきたわけです。これだけいろいろなことに関わっていたら、そりゃ中にはお金に心を振り回される人がでてきたってしかたないとも言えます。

有る時払いの催促なし

 心の試金石ともいえる、お金についてを細々と語らせていただきました第陸夜。ご覧いただきどのような感想を持たれたでしょうか。

 お金は稼がなきゃ生活できない。生活ができないと、夢や幸せなんかを実現することもままならない。多くの人がそう考えて、日々を一所懸命おくっていると信じます。

 もしよろしければ、コメント欄、もしくはSNSなどでご意見やご感想をいただけると嬉しく思います。

 

 心とお金。お金の力に振り回される人と、そうではない人がいます。振り回されてしまう人は、一度おちついて誰かに相談するほうがいいのかも。…そんなこんなで、心の理屈とあいなります。

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