心の理屈 第伍夜

心の迷いと確信

迷えば迷うほど、信じるに足りるものが増えていくもの。

心の迷いと確信と

 いつもご覧いただきありがとうございます。心の理屈 第伍夜「心の迷いと確信」をはじめさせていただきます。少々つたない表現やわかりにくい言い回しなどがあるかと思いますが、そこは「目で見るんじゃない、心で感じとるんだ。」的な受け取り方をしていただけるとたいへん助かります。

 そうしましたら今回のテーマですが、心の迷いと確信について、簡単に概要を書かせていただきたいと思います。みなさまどうぞ楽な姿勢でお付き合いいただけると幸いです。

 まず最初に、心は迷います。それについては誰も異論はないだろうと思いますが、昨今はときおり「私は迷うことなんてありません。」と言い放つ方々にお会いすることがあります。

 迷わないのではなくて、確信できるものばかりがそろった「箱庭」から、外へ出ようとされていないのでは?と、思うのですがなかなかそうとは言葉に出せません。裸の王様じゃないんですから、ほぼ初対面の方にそんなことを面と向かって言えば、どうとられるかわかったものじゃありません。

迷いと確信

迷いの路へはいりこむとき

 迷いの路は、未知の世界に入り込んだ時には必ずあります。そこに一歩でも踏み込むと、それまであった自信は揺らぎますし、自信の上にあった態度も変わります。そうして心は右へ左へと迷いながら学ぶ機会を得ます。

 ここで、しかしそれまでの生活の中で、概要で少しだけふれました「箱庭」にいた方の心は、よくある決断をしはじめます。これまで迷うことなんてあまりなかったわけですから、その迷っている状況が心地悪いんでしょう。「知ったかぶり」や「横柄な態度」にでるならまだかわいいものですが、時としてものすごく攻撃的になる方もいらっしゃるようです。

 迷っているのになんで攻撃的になるの?と思われるかもしれません。これをお読みのあなたが普通の方であれば、迷ったときに誰かを攻撃しようなんて気はおきないのが普通かと思われます。けれど、ずっと小さな世界で我が物顔で月日を過ごしてきた人にとってみれば、迷いなどこれまでありえないできごとなのです。そんな自分自身を周りに見せたくなくて、それで攻撃的になるのはお分かりいただけるでしょうか。

 こうして迷いの路にはいりこんだ心は、しばらくは何をどうしたらいいのかさえ考えられず、時だけが流れていきます。

 

出口を探すか、そこで諦めて助けを待つか

 さて、あなたは迷路を体験したことはありますか?もしあるようでしたら、迷路に入ってすることは何なのか思いつくでしょう。心がはいりこむ迷いも同じです。迷ったらその出口を探して、歩きはじめなければいけません。

 あるいは、迷路を実際に体験した時に、どうしても出口がわからないで係員さんに助けを頼んだことはありませんでしょうか。心の迷いにも同じことがあります。自分の力だけではどうにもできなくなった時には、誰かの助けを待つほうが賢明なことがあります。無理矢理に突き進んで、わけのわからないままより深い迷宮へと堕ちていくのは、あまりお勧めの人生ではないと思います。

 迷路であれば、進むにしろ、助けを待つにしろ、いずれにしてもまずはその場所の情報を得ることが先ですよね。心が迷っているときは、同じような迷いを体験した人から、ことのあらましについて教えを請うたり、知識のある人に迷いの外側をとりまく状況や景観を教わるのも大事です。

 …で、そういう人の心につけこんで、おかしな宗教とかセミナーなんかが商売をしているんですよね。おっかないもんです、日本って国は。

信じられること

 迷いの路を抜けると、そこまでの間にいくつかの「信じられること」を手に入れることができると思います。これは、実際の迷路なんかではなかなか手に入れられないものですよね。

 手に入れた「信じられること」をもって、また次の迷いに挑戦していく。そういう人はそう遠くない将来に、確たる信じられることを手に入れられると思います。

 確信できることが一つでも得られると、人はそこで本当の強さのひとつを手に入れることができたと言えます。

 そうしてこの確信は、一つだけでいいやと遠慮する必要はないのです。二個でも三個でも、欲しいだけ得られる、人生の宝のひとつだと言えます。…ちなみにいくつ手に入れたとしても、確信じたいはプライスレスです。誰かが売ってくれるって言って、何か確信めいたものをちらつかせたとしたら、その時は鼻で笑ってあげてください。むしろへそで茶を沸かしてもいいかもしれません。

 確かな信は、ひとりひとりに違うもの。

 こんな当たり前のことも、いつの間にかバブルと一緒にはじけてしまったんでしょうかねぇ。このところ情報商材にきな臭いものが増えすぎてしまっていて、ちょっと不安を感じてしまいます。

確信を増やす

 心をかたちづくる大きな部分として、迷いと確信を語らせていただきました第伍夜。ご覧いただきどのような感想を持たれたでしょうか。

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 心の迷い。確信を得るために必要なラビリンス。いくつ踏破したかも、どれほどの迷宮をさまよったかも、どちらもとるに足りない小さなこと。その迷いの先で何を確信したか?それが人生のなかで大事な宝物のひとつかと私は思います。…そんなこんなで、心の理屈とあいなります。