誰にでもできる影から助ける魔王討伐

誰にでもできる影から助ける魔王討伐

作者: 槻影

 魔王クラノスが人類に宣戦布告して十年。
 強大極まりないクラノスの軍に劣勢に立たされ、退っ引きならない状態に陥った王国は教会の持つ禁断の秘奥、英雄召喚の実施を決定した。

報復絶倒 異世界 ワーカーホリック ストーリー!

第一部 ヴェール大森林

Prologue:集まる英雄たち

  おいおい、まじかよ。
 テーブルを囲んだ面子を見て、俺は途方にくれた。

 テーブルの前方。テーブルを囲んでいるメンバーでは俺を除いた唯一の男が立ち上がって、どこか照れながらも口を開いた。

「初めまして、僕の名前は藤堂直継。えっと……自分でこういうのもどこか、小っ恥ずかしいんだけど、一応『勇者』という事になってる。ちょっと事情があってまだこの辺りの文化にも慣れていないし、剣も訓練だけで殆ど振るった事はないけど、魔王を倒すために如何なる苦難にも立ち向かうつもりだ。これからよろしくね。レベルは15だよ」

 黒髪黒目の中性的な風貌の優男だ。年齢は十八だと聞いているが、童顔のせいかもっと幼く見える。騎士団による訓練を十日ほど受けたとは聞いているが、その佇まいはまだ戦士のそれと呼ぶにはいささかお粗末に過ぎた。
 レベルというのは戦闘能力を測る指標のようなものだが、15というのは初心者から中級者になるかどうかというレベルだ。
 だが、彼の本質は決してそこではない。

 聖勇者(ホーリー・ブレイブ)。それが彼が擁する運命の名前。

誰にでもできる影から助ける魔王討伐 | 作者: 槻影
おすすめポイント

 兎にも角にも、この作者さんすげぇ!と、思いました。何よりもまずその視点がすごい!あと、出てくる発想がどうしたわけか右斜め上をまた更に上にいっている感じで、とにかく面白い!

 図書館とかでは決して読んじゃいけない。そうも思いました。周りに人がいる中で、「くっくっく……」ならまだしも、「ぶふぉっ!!!」っと吹き出してしまうのはあまりよくありませんから。

 ほんとにね、前半だけで腹がよじれてしまうっていうのに、途中から出てくる娘がまた、より高みへとこの作品を引き上げたと言えるでしょう。……何の高みなのかは知りません。

 とにかくまだ読んでいないのであれば、この作品は必読です。というか、この作者さんの作品であればとりあえず何でもいいって感じで読みまくるといいです。いろいろな思考の枷から解き放たれるでしょうから。


Amazon

誰にでもできる影から助ける魔王討伐
誰にでもできる影から助ける魔王討伐 | 作者: 槻影

カクヨム おすすめ !

%d bloggers like this: