PS4 で 何の仕事 を はじめるのかな お父様

PS4 で 何の仕事 を はじめるのかな お父様

~ そうして 父 は、宇宙へと飛び立つのであった ~

娘の苦言

 「何をどう考えてもおかしい、と思うんだけど…。」

 自宅の居間で、私は父とそうして対峙した。ひざ詰め談判だとそう教えてくれたのは、ほかならぬ目の前の父だった。あれは中学校へ入ってすぐのことだったろうか。

 当時私は、まだ小学生気分が抜けていなくて、学校へ漫画の本を持っていってしまった。それを教室で他の生徒に見つかり、先生に呼び出され、さんざん叱られた日のことだ。夜になり父が家に帰ってきて母からそのことを聞いたのだろう、布団に潜り込んでいた私を母が呼びに来て、そうして同じこの場所でこうして説教をもらった。

 「何をどう考えれば、この本が学校に行くのに必要なんだ?」

 父はあの日、そう言って説教をはじめた。どれもこれも言われなくてもわかっていることばかりである。見つかれば、そう言われるだろうなと思っていたことを、父も言う。学校で先生にも言われてきたことばかりだ。耳にタコができるよ。あの時はそう思った。

 「ねえ、お父様。これ仕事にどう必要だっていうの?」

 私はそう切り出した。父の目の前にはPS4とそのゲームが並べて置いてあった。

 「昔私に言ったよね。学校になんで漫画が必要なんだって。これって、それと一緒じゃないの?」

 そう言って父の顔を見ると、父は両腕を組んで目を閉じていた。

 「お父さんの仕事はホームページをつくることでしょう?それ以外にもパソコンのこととかいろいろやっているみたいだけど、それにPS4って必要なの?」

 言いながら、ひょっとしたら本当に必要なのかもと少しだけ思って、そこをまずはっきりしようと聞いてみる。父はまだ目をつむったまま、何かを考えているようだ。

 母は、今日は出かけていて帰りが遅くなりそうだ。父の会社を一緒になってやりくりしてきて、今日はその会社の会合に父の代わりに出席している。

 昨夜、父が夜遅くになって帰ってきた。私は次の日休みだったので、居間で のんびりと借りてきたビデオをみていた時だ。

 「やったぞー。ちーちゃん、これ見てみ、PS4をゲットしてきたぞー。」

 はぁ?っと思った。ちなみに母は明日朝早くに銀行を回るからと言って、もう寝室にいって寝付いていた。

 「やったー。それで帰りにゲオ寄って、これも買ってきちゃったよ~。」

 まるで子供のようにはしゃぐ父は、今年の暮れで56歳になる。還暦まであと4年だ。

 翌朝に母のその話をしたら、母は「仕方ないわよ~。おとちゃん、そういうとこあるから~。」と言って笑ってばかりだった。父は父で、昨夜の夜中のうちにゲーム機の配線を終えて、さっそくゲームを始めてついさっき寝たところだ。寝入りに「ちーちゃんも一緒にやればいいのに~。」だと。

 そうしてとりあえず一部始終をみて、昨夜というか今朝はそのまま寝た。父は寝室から聞こえるくらいのいびきをかいてもう寝ていた。

 それがなんでこうなったのかについては、また追って書いていこうと思う。とにかく今はお父様になにがどうしてこうなるのかを問いただすほうが優先。

 

 

PlayStation 4 ジェット・ブラック 500GB(CUH-2000AB01)

PlayStation 4 Pro ジェット・ブラック 1TB (CUH-7000BB01)

PlayStation 4 グレイシャー・ホワイト 1TB (CUH-2000BB02)

ファイナルファンタジー XV

この物語はフィクションです。実在の人物、団体とは一切関係ありません。

コメント